Kazu's memories

とある北海道人のブログです。

初めてのブックレビューだってばさ。

皆さんこんにちは!

今日は最近読んだ個人的におススメな本の紹介をしていきたいと思います。

今回紹介する本は京大変人講座という本です。 

 こちらの本は最近図書館で借りて読んだ本です。

この本は京都大学の教授が自身の研究の一部を紹介する本です。

 こちらの本は最近図書館で借りて読んだ本です。

この本は京都大学の教授が自身の研究の一部を紹介する本です。

見た目のタイトルに圧倒される人も多いと思いますが、この本をしっかり読んでいくと、思ったよりシンプルな言葉で書かれているので読みやすいです。(ただしある程度理科の知識がないとついていけない章もあり)

しかし意味はとれても、理解に時間がかかる内容もいくつかありました。(単に僕の理解不足が原因ではありますが)

問いかけのテーマの内容は身近なものもありますので入り込みやすい本だと思います。

ありきたりな事を徹底的に研究して理屈で説明しておりますので、何回か読まないときちんと飲み込むのは難しく読み応えのある本でした。

タイトルに変人と書かれてはいますがこれは奇抜な事を言っている訳ではなく、人々があたりまえだと認識している事に疑問を持って、徹底的に考え抜いて、その思考の積み重ねで誕生したものです。

今回は特に面白いと思った部分の内容をおおまかに紹介します。

 1人間おおざっぱが丁度良い

この章でははあまりにも安全や安心にこだわりすぎるとまずいと主張しています。

何がまずい?のかというと

1安心(主観的なもの)と安全(客観的なもの)は全く別物なのにセットで扱われている

2自分で考えることを放棄しているように取れる(誰かに判断を依存する危険性)

 Ex誰か偉い人が○○と言ってたからといって自分で考えずにうのみにしている

3安全は客観的なもので一定の保障が出来れば大丈夫なものであるが、安心の追求をしだすと心が納得するまでやり続けるのできりがない

の三点をあげています。

また安心と安全をセットにするのは有害にもなりえるとあります(安全や安心を無視していい訳ではないです)

 

ここでのポイントは自分の考えをしっかり持ち、育て、予測と違う事が起こった時にどのように受け止めて考えるかが重要。

本当に追及すべき安全は何なのか?を考える事です。

ある程度の安全を確保が出来れば、あとは自身の判断に身を任せるべきという事でしょう。

当たり前の事だけど、前提知識や基準を自身で持っていないとなかなか難しい事ではあります😢

 

2不便益

ここでは不便である事で生じる利益について書かれています。

矛盾しているようにも見えますが、最後まで読むと納得できる内容となっております。

身近な不便益を例に挙げると登山がありますね。

便利なものが良いからと言って、山の頂上まで届くエレベーターを設置したりしないでしょ?

 

また不便であることで機会が生まれるともあります。

また便利の落とし穴についても書かれています。

新しくて便利なものだけではなく、古きに戻ってみるのも良いという事ですね。

身近な例で言ったら掃除機とほうきの使い分けをイメージしたのですが、皆さんはどう思いますか?

 

3おもてなし

一般的に庶民が利用する店のスタッフはにこやかに対応している場合が多いでしょう。

ですが高級店では無愛想にしかめっ面で応対していた。何でそのように対応するのか?を色々な分野の観点から説明しております。

高級店の意外なイメージとリアルのギャップについても書かれております。

「おもてなし」の世間とここでの説明のギャップ差に驚かされました( ゚Д゚)